スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「お金が教えてくれること」 家入一真著 ※151冊目



十数億円をたった3年で使い果たしたからこそ見えてきた「お金」との付き合い方。
給料に依存する時代は終わった。
愚痴をいうなら、不満があるなら、小さくてもいいから自分で稼げるビジネスを始めよう。
たった1000円でもいい。自分でかせげば、生き方が変わる。
連続起業家だからこそわかる、ビジネスのつくり方。
家入一真がおくる、新しい時代の、新しいお金との付き合い方。
これは「自由に生きるため」、そして「ビジネスで自分を変えるため」の本です。
「お金を貯める」本ではありません。


「お金がなくなってわかったのは、別に毎日カップラーメンでも全然不幸じゃないということ。だって美味しいもん。最近だとサイゼリヤのドリアとかすき家のカレーとか安くておいしいものにはまってる。」






「僕はカフェの経営をしているからわかるけど、お客さんのご意見はもちろん聞くけど、あれ食べたい、これ食べたい、なんて言われたことを全部鵜呑みにはしない。それを全部受け入れていたらこの店、何の店だっけ?ということになっちゃう。・・・その雑多な感じにファンがつけばそれはいいけど、みんな好き勝手言うだけ言って、何かよくわからない店になっちゃったねって言って去っていくことがほとんど。」


【コメント】
気軽な気持ちで、しかも周りの事は考えず、自分の利益になるためだけにされる提案というのは少なからず存在する。運営側は、それに惑わされてはいけない。全員にとってちょうどいいところでないと、利益にはつながらない。それに惑わされて、お客さんからの提案を安易に受け入れたことがあったが、結局たいして効果もなく、むしろ逆効果であることがあった。




「僕は社長として、時には上場企業の社長としてずっと会社をやってきたけれど、変なプライドはまったくない。僕のこれまでの過去を振り返ったとき、いくつも会社を持ち、収益を上げ、上場して大金を手にしてきたことで、成功体験がたくさんあるでしょうと言われることがある。だけど、僕は定期的に人脈やいろんなつながりをリセットする。定期的に業界を変えたり、人ともあんまり仲良くなりすぎるといったんゼロにしたりする。そうやってゼロからはじめるから、あんまり成功体験に引きずられることはないのかなって思う。」

スポンサーサイト

ブログランキングに参加しています。運営を続けるため、1クリック応援宜しくお願いいたします!
ビジネス書 ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
ジャンル : 本・雑誌

「起業して成功するための7つの秘訣」  佐藤剛司著   ※150冊目 



「わかりませんは大歓迎」を教育理念として掲げる学習塾、名学館。
その代表である佐藤氏は、恵まれない生活環境で育ち非行に走るが、
学生時代のラグビー部顧問の先生に導かれ、教育に対する情熱が芽生えることに。
自分の人生からの脱出方法は「社長になることだ」と目標を掲げ、
ついには自身で学習塾を開業し、社長になるという夢を叶える。
現状を変えていこうとする意志と努力を持ち続けることの大切さ、
そして、起業をしたいと少しでも考えたことがある人たちを応援するために語った7つの秘訣を紹介する。



「私はこれまでに、数多くの起業の成功者を見てきました。・・・なかでも、一代で会社を興して成功させたような人は、それぞれにくせがあって、ひとりひとり全く違うのですが、ひとつだけ共通している点があります。それは、消費にあまり興味がないことです。ここでいう消費とは単にお金を使うことではありません。彼らは、ビジネスの種になると思えば、それこそ何千万円でも簡単にお金を使います。彼らにとって、それは消費ではなく投資だからです。ここでいう投資とは、後にお金を生むもの、消費とはその場の満足をうむだけでお金につながらないもの、と定義することができます。つまり、乱暴に言ってしまえば、成功する起業家は、お金を生まない行為が嫌いなのです。


【コメント】
消費と、投資の違いというのは、現在を見ているか、未来を見ているかの差だ。
現在さえ良ければいい、という考え方も一理あるが、ビジネスの世界においてその考え方は通用しない。
プライベートは現在さえ良ければ、究極論としては正しいと思うが、ビジネスはそうではない。
常に明日、1年後、10年後のその先さえ見ていかなければならないものだ。
そこをうまく表現しているのがこの文章だ。



「ビジネスを成功させるために、最初は給料を取らないことに決めていたのです。そのあいだの生活費はどうしていたのかといえば、実はアルバイトで稼いでいました。塾がはじまるのは子供たちが学校から帰ってくる午後4時以降ですから、朝の6時から午後3時までは、青果市場で肉体労働をして、そのお金を生活費として家に入れていたのです。アルバイトは、起業してからちょうど3年間続けました。そのおかげで、塾の売上はすべて塾のために使うことができ、2年間で3つの教室を運営できるようになったのです。」



【コメント】
成功者にはストイック体験がある。著者にとってはその体験がこれにあたるのだろう。奮い立たされる。



「あえて言いますが、サラリーマン時代のあなたの人脈の中に、起業の手助けになりそうな人はほとんどいません。それどころか、下手に付き合うと外になりかねません。私のもとにも、起業直後はいろんな人から連絡が来ました。そのほとんどはこんなことを言うだけでした。起業したんだって?難しいんでしょ。大丈夫なの?塾をやってるの?少子化で大変なんだって聞いたよ。生活できるの?サラリーマンのほうが良かったんじゃないの?・・・考えてみれば、彼らはいろいろな不満があっても、サラリーマンでいることを選んだ人間ばかりです。・・・そして彼らの中には、無意識ではあれ、サラリーマンを選んだ自分を肯定したい気持ちが宿っています。そのため、起業したあなたの不満や愚痴を聞きたがるのです。それを聞いて自分を慰めたいのです。・・・いちいち相手をしていると、だんだんとあなたのモチベーションが下がっています。・・・そんなことにエネルギーを使うくらいであれば、一度すっぱりと関係を断ってしまうほうが良いと私は思います。」


【コメント】
人の意見はよくきいたほうがいいというが、自分の信念を捨てるということと同義ではない。人は自分の経験からくる判断がまるでこの世の真理かのような口調で、物を言ってくるのだ。確かに、その人の世界では正しいかもしれない。しかし、この世に万人に共通する普遍の法則なんてないのだ。自分で見つけたものこそ、本物だ。



「ビジョナリーカンパニーは、設立から50年以上を経ている優良企業の共通点を調査した本です。その中には、従来の定説をひっくり返すものがいくつかあります。たとえば、それまで成功する企業は起業時から素晴らしいアイデアを持っているとされてきました。しかし、実際に調査をしたところ、ビジョナリーカンパニーの多くは起業時のビジネスを市場にあわせて変化させたことによって、成功をおさめていたのです。・・・特に塾を始めた当初は、右も左もわからなかったために、あいさつの仕方からお茶の出し方、スリッパの置き方まで、細かく親御さんに教えられました。・・・たまにはカーテンを洗ったほうがいいよとかトイレットペーパーは小まめに補充したほうがいいよといったレベルから始まって、家庭と塾との連絡帳をつくってほしいとか授業内容を参観させて欲しいなどのご要望もいただきました。それらのニーズを一つひとつ解決しているうちに、いつのまにか会社が大きくなっていたのです。」


【コメント】
目からうろことはこのことだ。社会の変化とともに、会社が変化する。そうならない会社は潰れる。最初のアイデアがパーフェクトであることは極稀で、さらにパーフェクトだったとしても、そこから怖がらずに成功体験を捨てて新しいことをしていかなければならない。ビジネスはいつだってスリルがあるようにできている。だから面白い。




「私は個人的に、出資を募るよりも借金のほうが後腐れなくていいと考えています。なぜなら借金の場合は返済金額も返済スケジュールもはっきりしていますが、出資を受けた場合、その恩義に対する見返りが天井知らずになるからです。」





「公庫に融資のお願いに行く前に、情報収集をしていた私は、とある雑誌でベンチャー企業の社長が、8回通って土下座をして融資をしてもらったと自慢しているのを読んでいたのです。そこで私も、どんなに断られても、9回は必ずお願いにいこうと決意していたのです。あなたも、誰かにお金を借りに行くのであれば、1度や2度断られたぐらいですぐにあきらめないでください。」 






「社長になって人を雇うようになると、社員はみんな、あなたのことを注意深く観察するようになります。なぜならば、雇用主であるなたのオーダーに応えることが彼らの仕事だからです。そのため、社員は無意識に社長の真似をするようになります。・・・経営については自分の正しいと信じた道をす選ぶべきですが、その他の場面ではできるだけ道徳的にふるまってください。なぜならば、社員の誰がどこで見ているかわからないからです。」






「起業してから15年ほど経ってからのことです。会社のナンバー2として頼りにしていた人間が、会社に対して重大な背任行為を行っていたことが発覚しました。・・・幸い、会社が傾くようなことはなかったのですが、この件依頼、人が信用できなくなり、1年ほどひきこもっていました。会社には顔を出して仕事はしていましたし、社員とは従来通り言葉を交わしていましたが、社外の付き合いではできるだけ避けていました。猜疑心の塊になっていたために、人付き合いが楽しめなくなっていたのです。・・・ひきこもtぅていた私も、このままではいけないと勇気を奮って、久しぶりにメンターに会いに行きました。私の話をきいたその人は一言、こう言いました。遅いな。遅すぎる。お前は見込みのあるやつだと思っていたが、創業してから10年以上も幹部社員に裏切られる経験をしてこなかったなんてなあ。見込み違いだったかな。・・・あんおな、幹部社員に裏切られるなんてことは、会社が大きくなれば当たり前に起こるんだよ。織田信長だって明智光秀にやられたよな。徳川家康だって石川和正という側近を秀吉にとられている。幹部社員の裏切りってのは、社長を成長させるからな。逆に裏切られたことのないやつは成功できないぐらいだ。お前は遅すぎだわ。ほかの人はもっと若い頃に経験してるわ。」 


【コメント】
裏切り、というほどのことでも無いが、それに近いことを経験している自分にとっては、響く言葉であり、今後もこの言葉を思い出すことはたくさんあるだろう。裏切りや虐げれたり、強烈な体験こそが人を成長させる。



「起業当初は、身近に成功者がいなかったので、成功者の本を片っ端から読んで、そこに書いてあることを実践していました。その中には身について財産になったものもあれば、自分にあわずにやめてしまったこともあります。いいかげんかもしれませんが、成功者のしたことであっても、すべてが見になるとは限りません。実際にやってみて、いいと思ったことだけを続ければいいのです。」


【コメント】
このブログのことだ。とにかく片っ端から読む。何が見える?それは後からわかる。とにかく今はがむしゃらにやっていくしかない。



「夢をかなえるためには、代償が必要です。何かをつかむためには、何かを捨てなければならないのです。古今東西の成功者を思い浮かべてみてください。芸術家や哲学者の中には、生涯結婚せずに独身を通した人が何人もいます。若くして天才の名を欲しいままにした人は、早熟であるがためにおそらく同年代の友人との無邪気な戯れを経験していません。・・・それらにも負けず劣らず大切であるにもかかわらず、多くのビジネス本から抜け落ちているのが、毎日、夢を口にだしてイメージすることです。賢い人は、そんなことに何の意味があるのかと鼻で笑うかもしれません。しかし、多くの成功者は実際にそれをしていたのです。私もしました。起業前から、毎晩、寝る前に布団の中でおれはできる、絶対に成功する、間違いない、とつぶやいて、成功した自分の姿をイメージしました。」 


【コメント】
口に出したり、紙に書いたり、自分の願望を常に意識に植えつけると言う行為が、潜在意識に根付いた時、人の行動は変わる。



「いい車が欲しいだと。アホ抜かせ。ちょっとお金が貯まったからって新車を現金で買うような会社は絶対つぶれるぞ。200万円あるなら、それをそっくりそのまま宣伝費に回せ。そうすれば3年後にはベンツくらい余裕で買えるようになるわ。お前は自分に甘い。自分に対しての報酬が早すぎる。せっかく業績があがっているんだから、ここは我慢して3年後の自分に先行投資しておけ。経営は1に宣伝、2に、宣伝じゃ。・・・節税の方法を教えてくれだと。ばかやろう。お前が節税できる額なんて高がしれてるわ。そんなことより、いかに多く納税できるかを考えろ。お前、勘違いするなよ。・・・売上もろくにないのに、節税ばかりに頭を使って、そのまま消えていく企業をおれはたくさん見てきたよ。それよりたくさん納税して社会的な信用を作っておけ。塾なんて水商売みたいなもんで、まったく信用ないんだから、せめて税金くらいは払っておけよ。会社は社会のためにある、税金を収めるためにあるというまっとうな考え方を、私はこの人から初めて教わりました。それまでは、税金といえば取られるという感覚を持っていたのですが、以来、税金は社会をよりよくするための原資を納めるという感覚に変えることができました。・・・だから私は、積極的に税金を払おうと思いました。年金も保険も払おうと思いました。もちろん、世の中には節税や脱税をする人がいます。年金を払わない人も、生活保護費を不正受給する人もいます。・・・そんなせこいことをするよりも、正々堂々生きた人が、満足の行く人生を送ることができます。」 






「就職して数ヶ月目の夜、車を運転中に交差点で追突されて、全治8ヶ月の大怪我を負ってしまいました。・・・働くことのできなくなった私は、病院のベッドの上で改めて自分の人生を見つめ直しました。そして今までの自分に足りていなかったこと、今できることとして読書をはじめました。・・・選んだ本はもっぱらビジネス書ばかりでした。・・・毎日一冊を目安にして、8ヶ月で250冊ほどの本を読んだと記憶しています。・・・この読書体験はとても新鮮なものでした。・・・たとえば松下幸之助が幼少時に貧乏であったという話を読んでは、自分も貧乏だったからスタートは同じだと勇気づけられるなど、非常に充実した時間を過ごしました。」






「くだらない話ですが、かつてのテレビ番組モーニングショーの1コーナーであった宮尾すすむの、ああ日本の社長が私のお気に入りのテレビ番組でした。見逃さないようにビデオに録って毎日見ては、自分もこのような社長になりたいと憧れを抱いたものでした。」


ブログランキングに参加しています。運営を続けるため、1クリック応援宜しくお願いいたします!
ビジネス書 ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
ジャンル : 本・雑誌

「自分を動かす言葉」 中澤祐二著 ベスト新書 ※149冊目


自身を「下手くそ」と称したサッカー選手が、日本代表主将にまで上り詰めるには、多くの努力が必要だった。厳しい練習、ストイックな食生活、徹底した自己管理…。その苦しい時間を乗り越えることができたひとつの理由に「言葉の力」がある。本や人との出会いを通して、もたらされたその金言が、中澤佑二の原動力となったのだ。岡田武史、イビチャ・オシム、恩師、友人…中澤佑二を作りあげた「自分を動かす言葉」とは。


「夢を持った時に、どんなものでも今の世の中は10年その願望を持ち続ければ、必ず成就するというふうに思いますよ。10年間なにかに熱中するということは、好きなことであってもなかなか難しい。逆に言うと10年間頑張るという気持ちでいれば、たいてい成就します。・・・子供のころからとりたててサッカーがうまかったわけでもなければ、エリートだったわけでもない。学生時代に地域の選抜チームに選ばれたこともないし、全国大会にも1度も出ていない。逆に、僕が生まれ育った埼玉県は全国でも強豪の部類に入るため、周りにはうまい選手がごろごろいた。・・・きっと最初から10年て長いなあと思ってしまう人は、10年ルールには向かない。そういう人たちはおそらく、すぐに結果を求めてしまうからだ。なぜ周りから評価されないのだろう、どうして俺は昇進できないんだ、・・・僕に関していえば、気が付いたら10年経っていたという感覚だった。当然、始めから、10年先を見据えて、サッカーをしていたわけではない。ただ人一倍、下手くそだ、という自覚があったから、とにかくがむしゃらに練習をしていただけだ。」


【コメント】
英語を勉強しているが、これもあてはまると思う。1万時間の法則、というのもあるし。



「アメリカの女性詩人で、エラ・ウィーラーウィルコックスという人が残した一節だ。人生が歌のように流れている時に楽しい気分になるのは容易だ。だが、立派な男とは何もうまくいかないときでも笑える男だ。やっぱり人間は、どん底の時こそ、真価が問われるのだと思う。何かの壁にぶつかった時、挫折したとき、目標を失いかけた時、気持ちがおちこむのは当然だけど、カラに閉じこもっていても何も変わらない。」


【コメント】
気分いい時になんでもできるのは当たり前なんだよ、誰だって。気分のってないときにどれだけやれるかで、差というものが生まれるんだろう。



「ある選手が僕の胸をえぐるようなことを言った。どうして日本人は金を払ってサッカーをやりに来るんだ?サッカーは金を稼ぐためにやるもんだろ。金を払ってやるもんじゃないぞ。お前らは馬鹿だな。僕はカチンときた。こっちはそれなりの覚悟で異国の地に乗り込んできたつもりだし、どうにかしてプロへの足がかりをつかみたい一心だった。だけど、僕は言い返そうとしても、どう説明していいかわからなかった。なぜなら、向こうの言い分もある意味で的を射ていたからだ。・・・かれらは、なけなしのお金を持ってきてプロクラブの入団テストを受けて、トップへと這い上がっていく。その先には、お金持ちになって両親や兄弟を食わせてやるんだという野望も持っている。・・・ブラジル人からみれば、圧倒的に生ぬるい環境なのだ。」


【コメント】
這い上がっていく意気込みがまず違う。サッカー大国というのは、その競技をどれだけ死ぬ気でやっているかで決まったんじゃないのか。



「あるとき、午前中にトップチームのフィジカル練習に参加させてもらい、午後のサテライトの練習に備えようとしていると、クラブハウスの食堂で昼食をとっていいという許可がでた。喜んで食堂でランチを食べていると、そこにカズさんがいた。すると、僕のそばにきて、いきなり怒鳴りつけたのだ。お前、ジャージで食ってるんじゃねえよ!!カズさんはびしっとスーツ姿で昼食をとっていた。練習のあとは、まずしっかりと身だしなみを整えるのがカズさんのプロ選手としての流儀だったのだろう。・・・でも、僕はそんなふうにラモスさんやカズさんに怒られたとき、不思議と、嫌な気持ちにはならなかった。むしろ、これがプロなんだと教えられた気がした。」


【コメント】
それをびしっと注意したカズもいいけど、それを言われてこのように感じた中澤もかっこいい。いいエピソードだと思う。


「お前、付き合い悪いな。ヴェルディに入団してしばらくして、僕が飲みの席を断るようになった時に言われた言葉だ。お酒を断つことを決めたのは、生活サイクルの大切さに気がついたからで、プロ1年目の終わりくらいの頃だ。最初はもちろん、先輩の誘いは断れず、外食にも出かけたし、夜遅く帰ってしまうこともあった。正直に言えば、みんなでワイワイと騒いでいるのは楽しいし、時間もあっという間に過ぎていってしまう。・・・けれど当時は、徐々に生活のリズムが崩れていくのも感じていた。朝は眠気が覚めず、すっきりしない。練習でもどこか調子が悪く、いいプレーができない。・・・あるとき、ふと俺は何をしてるんだろう?と思った。そうなると、もう止まらない。自問自答の連続だ。自分はそんあことができる上手い選手だっけ?もう時間はないんだぞ?・・・そう思った僕は、先輩にどう思われようが、誘いを断ることにした。」






「僕にはお酒に代わるストレス発散法がある。部屋の掃除だ。2006年のドイツワールドカップの前に、過密日程が続いたり、膝や足首に故障が出たりして、心がどんよりしていた頃は、練習から戻るとひたすら掃除をしていた。部屋をすみずみまできれいにしえいくと、不思議と、頭のモヤモヤが晴れていく。」


【コメント】
これって極上の考え方ですよね。お酒に代わるのが掃除だって。いいことづくめじゃないですか。部屋もきれいになってストレスまでとれる。いい循環が生まれる。という風に衝撃を受けた僕は、趣味を掃除と言えるようにこの考え方を取り入れてみた。実際、部屋がきれいになって、朝の目覚めも良くなった。



「私生活で節制を始めたのは、プロのサッカー選手を本格的に目指そうと決意した中学生の頃だった。中学3年生の終わりくらいから、栄養について調べながら、少しづつ食生活に気をつけるようになった。最初は炭酸飲料が体に良くないという話をききつけて控えるようになり、代わりに牛乳を2リットル飲むようにした。カップラーメンや菓子パンを主食にするのではなく、サラダやほかの栄養素も一緒に摂るようにもなった。早寝早起きをより徹底するようになったのもその時期だ。しっかり睡眠を確保するために夜9時に寝て、朝5時に起床して朝練習に出かけた。頭にあったのは、プロになりたいという思いだけだった。」






「僕は人よりもサッカーが下手で、このままではプロになれない、世界に通用しないというような危機感があった。中途半端にうまければ、どこかで満足して努力をやめていたかもしれないけれど、自分にはずっとそんな余裕がなかったのだ。」





「とある企業の偉い方とたまたま食事をすることになり、お互いの仕事について何気なく話していた。聞くところによると、相手の人は非常に多忙な日々を過ごしているようで、ほとんど休みもないような状態らしかった。・・・だけど、こちらが休みの少なさをぼやくと、その人はやんわりと否定した。忙しい時だからこそ、何かをやったほうがいいよ。忙しくない時にやってもほとんど意味がないんだから。・・・僕は最初、意味がわからなかったけど、話を聞いていくうちに、その人の話が妙に腑に落ちた。忙しいからこそ、やらなければいけないこともたくさんある。現役の選手だからこそ子供たちに伝えることができることがあるはずだ。・・・さらに言葉は続いた。忙しくない時であれば、それはだれだってやるんだ。でもそれはまさしく仕事でしょ。忙しい今だからこそ、いろいろとやってあげれば、引退したあとにきっとつながるよ。もし、地位や名声がなくなったとき、きっと助けてくれる人たちが出てくるはずだから。」


【コメント】
忙しい時に、何かをやることが、他の人との差につながる。あとは、結局何時間という膨大な時間があろうとも、やらないやつはそこに甘んじてやらない。矢沢永吉もいっていたが、やるやつはやるし、やらないやつはいくらいったってやらないよ、とね。要は自分で全部決めて自分の責任で人間は動くってことですよね。


「僕は高校時代、練習で笑顔を見せている選手が許せなかった。・・・彼らは楽しくやりたかったのだろうけど、僕の目には真剣さが足りないように映ったのだ。・・・その頃、同級生に仲の良い部員もいたけど、はっきりいって目的意識には絶対的な温度差があった。かたやプロ選手を目指して、高校サッカーをステップの場として考えている者。かたや高校サッカーの集大成として、埼玉県でひとつでも上位に行こうという目標を見据えている。両者のあいだには、埋めようのない溝が横たわっていた。だから卒業後、高校に在学中だった当時の部員とはほとんど交流がなくなっていたし、卒業後に同期の集まりに呼ばれたことも一度もない。それについては少しさみしいけど、仕方がないことだと思っている。当時は夢に向かってひたすら頑固に突っ走てっていたし、仲間や後輩に嫌われても俺はプロになるんだという意識だったからだ。」


【コメント】
少しわかる・・・きがする。自分が真剣にやっていればいるほど、適当にこなしてかわしていくのが普通だと思っている人をみると、なんだか真剣みがたりねえな、って思うよな。しかめっつらしてりゃいいってわけじゃないんだけど。


ブログランキングに参加しています。運営を続けるため、1クリック応援宜しくお願いいたします!
ビジネス書 ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

あらこう318

Author:あらこう318
月に10冊を目標に、ひたすら読書にはげみ、人間力を高めようとしています。
そのため、ほかの方が普段読む量の数倍の読書をしています。その中から、特におすすめできる本を紹介し、読書録も兼ねます。衝撃を受けたフレーズや、是非とも記憶にとどめておくべき文節を厳選して紹介いたします。友達申請歓迎です。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
スポンサードリンク
提携先
検索フォーム
あらこう318おすすめ本
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。